腰痛・肩こり・むくみ…産後ママが感じやすい体のつらさとは

こんにちは
いくじサポートビーズ 助産師の
木下ひろえです

出産後のママ 毎日本当によく頑張っています。
今日は「産後に多い体の不調と、その原因」についてお話しします。

産後のママから、こんなことを聞きます。
・腰がずっと痛いままなんです
・肩こりがひどくて、頭痛まで出てきました
・むくみが取れなくて、体が重たい感じがします

どれも珍しいことではありません。
そして多くのママが、

「産後だから仕方ないですよね」
「育児してたら、みんなこんなものですよね」

そう言って、自分のつらさを飲み込んでしまいます。

助産師としてママ達と関わっていると、抱っこしながら無意識に腰を押さえたり、授乳後に肩を回しながらため息をつくママの姿を何度も目にしてきました。
その表情には、「この不調、いつまで続くんだろう」という不安がにじんでいます。

でも実は、産後の体の不調には必ず理由があります。
なんとなく起きているわけでも、あなたの体が弱いわけでもありません。

この記事では、産後に多い体の不調と、その背景にある原因を、できるだけわかりやすくお伝えします。

「つらいのは私だけじゃなかった」
「ちゃんと理由があったんだ」

そう感じてもらえることが
体を大切にする第一歩になります。

「産後だから仕方ない」は危険! 体の不調を放置するリスク

産後の体の不調について、もうひとつ、とても多い誤解があります。
それは、
・このくらいは我慢しないと
・育児してたら当たり前
という考え方です。

たとえば、
腰が痛くても
「赤ちゃんを抱っこしないわけにいかないし」と湿布だけでやり過ごす。
肩こりや頭痛があっても
「寝不足だから仕方ない」と放置してしまう。
むくみや冷えを感じても
「そのうち落ち着く」と簡単に考えてしまう。

こうした対応をしているママは、決して少なくありません。

でも、不調を放置することで
産後数か月、場合によっては1年以上つらさが続くケースもあります。

よくあるのが、
「産後はもう終わったはずなのに、なぜか体調が戻らない」
という状態です。

ここで大切なのは、不調そのものよりも、不調を当たり前にしてしまうこと。
「産後だから仕方ない」という言葉は、とてもカンタンに使われますが、実は一生の苦痛を招いてしまうこともあるんです。

体のサインを見ないふりしていると、 後々大きな負担になる。

まずは、その事実を知っておいてほしいと思います。

なぜ産後は腰痛・肩こり・むくみが起こりやすいのか

では、なぜ産後は、腰痛や肩こり、むくみといった不調が起こりやすいのでしょうか。
ポイントは「ひとつの原因」ではなく、いくつもの要因が重なっているという点です。

一番の理由は、骨盤と筋力の変化


出産によって骨盤はゆるみ、その周りの筋肉――とくにお腹・お尻・骨盤底の筋肉は大きく引き伸ばされて、体の土台が不安定な状態になります。
出産後に、ぐらぐらする感じを体験したママも多いはずです。
そのまま抱っこや前かがみの姿勢で赤ちゃんのお世話がはじまりますので、腰や背中に負担が集中するのは自然なことです。

次に、育児特有の姿勢


授乳やおむつ替え・寝かしつけの姿勢は、どうしても前かがみになりがちです。
慣れない間は首や肩に力が入り、首を突き出した姿勢になり、肩こりや首の痛みが起こりやすくなります。これは「姿勢の変化」が積み重なった結果でもあります。

さらに、ホルモンの影響


産後は、血液や水分バランスを調整するホルモンが大きく変化し、むくみや冷えを感じやすくなります。

つまり、産後の不調は
「体の使い方」
「回復途中の体」
「ホルモン変化」
が同時に重なって起きている現象。

だからこそ産後の不調は
あなたが悪いのではなく、体の仕組みとして起きている
この理解が、とても大切になります。

不調は体からのサイン|自分を責めるのをやめると見えてくること

ここまで読んで、「私の体がダメだったわけじゃなかったの?」と、少しホッとした方もいるかもしれません。

産後の腰痛や肩こり、むくみが続くと、
「私、体力なさすぎ?」
「ちゃんとケアできてないからかな」
と、自分を責めてしまいがちです。そして、この考え方こそが、ママを一番苦しめています。

助産師として訪問すると、
腰痛をかばいながら赤ちゃんを抱っこし、そろそろと歩く。どの姿勢も長くは続けられないほど痛みがある。「こんな人、いますか?」と悲しそうに質問するママ。

「だれにも迷惑をかけたくない」という方が多いです!

でも、不調は「怠けているサイン」ではありません。
それは、体が「今は無理しないで」と教えてくれている 大事なサインです。

・骨盤がまだ安定していない。
・筋肉が十分に戻っていない。
・ホルモンの影響で水分調整がうま   くいかない。
・出産や手術の傷の痛みが続いている。

そんな状態で毎日育児をしているのに、何も起きないほうが不自然です。
不調が出ているということは、体が正直に反応している証拠でもあります。

「気合で乗り切る」から「体の声を聞く」へ


自分に厳しくするのはやめてくださいね。自分の痛みは自分にしかわからないのだから!

全治1~2か月の交通事故と同レベルといわれる出産のダメージは、ムリをすることで長期化し数年後の健康を害することにもつながります。

産後の体の不調と上手につきあうための考え方と工夫

不調が「体からのサイン」だとわかったら、次に大切なのは、無理に治そうとしないことです。
産後の体に必要なのは、完璧なケアではなく、「負担をこれ以上増やさない工夫」。

そして、意識してほしいのは、
「痛みが出てから対処する」ではなく、「痛みが出にくい動作を選ぶ」こと。

たとえば抱っこ

腕だけ、腰だけで支えず、赤ちゃんをできるだけぴったり体に引き寄せる。椅子やソファを使い、一度座ってから抱き上げる。それだけでも腰への負担はかなり変わります。

姿勢を“完璧に直そう”としないこと


「背筋を伸ばさなきゃ」「骨盤を立てなきゃ」と意識しすぎると、逆に体が固まってしまうママも多いです。おすすめなのは、「長時間同じ姿勢を続けない」こと。5分ごと、10分ごとに体勢を変えることを意識するだけで、血流はぐっと良くなります。

そしてもうひとつ大切なのが、「誰かに伝える」こと


「腰がつらいから、今日は抱っこを代わってほしい」
「肩が限界だから、少し横になりたい」

これは弱音ではなく、体を守るための行動です。
もし、
うまくいかない
ひとりじゃ 不安
そんなお悩みを感じていたら…

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次は「体を整えるセルフケア」へ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

産後に起こる腰痛や肩こり、むくみは
「年齢のせい」でも
「根性が足りない」でもない。
回復途中の体に育児という負荷が重なって起きているものだとお伝えしてきました。

不調があるのは、あなたの体がちゃんとサインを出してくれている証拠。
そう理解できると、「どうにか我慢する」から「どう付き合えばいいか考える」へ、視点が少し変わってきたのではないでしょうか。

次の記事では、産後ママにおすすめの体を整えるセルフケアについてお話しします。
特別な道具や時間をかけなくても、日常の中でできること。忙しい育児の合間でも取り入れやすいことを、助産師の視点から厳選してお伝えします。

”すこしずつゆるく”続けられるように。
体を整える一歩を、始めてみましょう。