育児休業からの職場復帰、本当におめでとうございます。

妊娠・出産を経て、赤ちゃんと過ごしたかけがえのない時間。
そして今、新たな生活のスタートラインに立つあなたへ──
まずは、こう伝えさせてください。

「よくここまで、がんばってきましたね。」

毎日が大きな変化の連続。
喜びと同じくらい、不安や葛藤も抱えてきたはずです。

そして、復帰を前にした今──

  • 「本当に仕事と育児、両立できるのかな…」
  • 「子どもにさみしい思いをさせないかな…」
  • 「職場でちゃんとやっていけるか、不安でいっぱい…」

そんな思いが頭をよぎるのは、あなただけではありません。
35年以上、助産師としてママたちの声を聴いてきた私にも、痛いほどその気持ちがわかります。

この記事では、育休復帰後のママが感じやすい“心と体のギャップ”と、
ストレスと上手に付き合うための3つのヒントをお伝えします。

育児=育自。
あなたがあなたらしくいられるように──
どうか、ご自身のこともやさしく抱きしめてあげてくださいね。


「育休明けママ」が感じやすい
3つの不安とストレス

時間に追われて、毎日が“終わらないマラソン”

「朝起きてからバタバタ。気づいたら、もう夜…」
そんなふうに感じる日々が続いていませんか?

仕事・育児・家事をこなすうちに、自分の時間はどこかへ消えてしまったような感覚
加えて、子どもの急な発熱、想定外のトラブルが重なると、心も体もフル稼働。

「今の私、いつ息をしてるんだろう…」と、ふと立ち止まってしまうママも少なくありません。

「ちゃんとしなきゃ」で、自分を追い込んでいませんか?

SNSに並ぶ「育児も仕事も楽しむキラキラママ」。
それを見て、「私だけがうまくできてない気がする…」と落ち込んでしまうことはありませんか?

真面目でがんばり屋なママほど、
「全部がんばらなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」と、自分を責めてしまいがち。

でも、本当は──完璧じゃなくていいんです。

あなたが笑っていること。
あなたが元気でいること。
それが、家族にとっていちばんの支えになるということを、忘れないでいてください。

「誰にもわかってもらえない…」その孤独がつらい

「夫に話しても、“大変だね”で終わっちゃう」
「職場では子育てのこと、なんとなく言いにくい」

そうした“ちょっとした孤独”が、日々積み重なっていませんか?

育児は、感情と判断の連続。
でもその重みをわかちあえる相手がいないと、「なんで私だけ…」という気持ちがふくらんでしまいます。

この「ひとりで頑張ってる感覚」が、もっとも心の疲れを深める原因のひとつです。


心と体を守るために。
今すぐできる3つのヒント

完璧より「ちょうどよく」。80点主義でいいんです

  • ごはんはお惣菜でもOK。「一緒に笑って食べる」時間こそ栄養。
  • 洗濯物はたたまずカゴのままでOK。誰にも迷惑かけません。
  • 職場で定時に帰るのは、家族との時間を大切にする立派な選択。

「手を抜く」のではなく、「力のかけどころを選ぶ」
それが、育児と仕事を両立するいちばんのコツです。

がんばりすぎているママにとっては、80点どころか60点くらいに感じるかもしれません。
でも、それくらいでちょうどいいんです。

「助けて」が言えるママは、かっこいい

育児も、仕事も、ひとりで全部抱えるのは無理があります。
だからこそ、周囲を頼ることは“弱さ”ではなく“強さ”です。

  • 夫に頼むときは「具体的に」「感謝とセット」で
  • 実家や友人には「話を聞いてほしい」と言葉にする
  • 一時保育、ファミサポ、産後ヘルパーなどを調べておく
  • 職場にも「無理のない働き方」を相談してみる

あなたが健康であることが、家族にとっても最高の安心材料。
「頼ること=家族のための一歩」と思って、遠慮せず声をあげてくださいね。

自分の“ためだけの時間”を、1日5分つくってみる

「そんな時間ないよ!」という声も聞こえてきそうですが…
たった5分でいいんです。

  • 朝、温かい飲み物を飲みながら、深呼吸する時間
  • 通勤中、イヤホンで好きな音楽を流して“自分の世界”に入る時間
  • 夜、お風呂にアロマを一滴。香りでリラックスする時間
  • 子どもが寝たあと、紙の本を数ページめくる時間

「これは、私のための時間」だと意識してみてください。
その一瞬が、心の張りつめた糸をやさしくほどいてくれます。


育児=育自。
あなたの毎日が、もっと自由に、
やさしくなるように

育休明けは、生活がガラッと変わる大きな節目。
だけどその中には、あなたのがんばりが詰まった“証”がたくさんあります。

つらいときには、立ち止まっても大丈夫。
泣いても、頼っても、いいんです。

まずは「わたしを大切にすること」から。

もし今、「ちょっとしんどいな」「話を聞いてほしいな」と感じたら、どうぞ気軽にご相談ください。
助産師として、ひとりの女性として──
あなたに寄り添い、これからも応援し続けます。

あなたの毎日が、あたたかい笑顔と希望で満たされますように。